石巻アーカイブ 石巻の昔と今の記録集

石巻の繪葉書

石巻地方の歴史が見える約240枚

明治 37 (1904) 年日露戦争の頃、軍事郵便 ( 戦地から内地に出すはがきは料金が免除された ) が発行され、さらに逓信省が凱旋記念などの絵はがきを発売。これを機に日本中に絵はがきブームが起こり、石巻地方の絵はがきもこの時代以降のものと考えられます。
そんな当時の情景が垣間見える絵はがきを是非ご覧ください。

  • 当時の絵はがきを多数掲載!
  • 情景の簡単な解説付き!
  • 定価:1,637円(税別)
    送料:冊数により別途変動します。

    掲載内容

    第一章 遠景・全景
    第二章 街並み・通り
    第三章 施設・建物
    第四章 産業・事業
    第五章 名所・史跡
    第六章 学校・教育
    第七章 祭り・催事
    第八章 災 害

    「繪葉書」の誕生

    明治4(1871)年1月、郵便に関する太政官布告が公布され、日本の郵便制度がスタートしました。
    そして明治33(1900)年、郵便法の改正で私製はがきが認可されました。それまでは官製はがきしか使用できなかったものが、官製でなくとも所定の額面切手を貼れば郵送できるようになり、絵はがきが誕生しました。
    その後、明治37(1904)年に日露戦争が始まると、軍事郵便(戦地から内地に出すはがきは料金が免除された)が発行され、さらに逓信省が凱旋記念などの絵はがきを発売。これを機に日本中に絵はがきブームが起こります。

    石巻の「繪葉書」

    石巻地方の絵はがきも、この時代以降のものと考えられますが、建築落成や学校開校などの記念はがき以外のものは、数年かけて売るという性格もあって、発行年が記載されていないものが大半です。消印があり使用されたもの以外は、正確な時代特定が難しいのですが、宛名面の私信記載仕様などが時代によって変わりますので、それによって大まかな年代が推定出来ます。
    また、これらの絵はがきは、石巻地方の写真館(技師)も大きな役割を果たしています。石巻の写真館の最古は、明治12(1879)年に蛇田町(後の旭町)で開業の鈴木写真館(鈴木新平氏)で、明治20(1887)年に寿福寺前の佐藤写真館(佐藤惠時氏)、明治25(1892)年に穀町で開業の福来館(福村萬七氏)、大正初期の笑門館(浅野廣記氏)、昭和初期歌舞伎座通りの中央写真館(佐藤利兵衛氏)と続きます。
    本誌の絵はがきにも、福来館、笑門館撮影の写真が数多く掲載されています。また、発行については、どこでも可能だったようで、業種を問わず発行されています。

    発行

    特定非営利活動法人石巻アーカイブ
    Mail:dera@wecando.co.jp

    株式会社石巻日日新聞社
    〒986-0803 宮城県石巻市水押1-4-33印刷・出版〒986-0874 宮城県石巻市双葉町8-17
    TEL:0225-95-5231(代表) FAX:0225-94-4720

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